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宮島起業講座 −8− 職人になる

いつも言ってるけど

人生はほんとのほんとに出会いで出来ている

 

 

大三島の柑橘農家・越智さん(写真右)が

一年振りにお連れ様を伴って

いらっしゃいました

 

 

 

 

去年の夏に

瀬戸内の情報誌「せとうち暮らし」さんの企画で

大三島を訪問した時に紹介してもらい

飲ませてもらった柑橘ジュースが

もうなんていうか

固定概念を覆されるほどの美味しさで

その年のシュトレンを

柑橘ジュースだけで仕込んだほど

 

 

そして今年のシュトレンにも使わせていただくこと

次のお店でも使わせていただくことを

約束させていただきました

 

 

良い人とは

離れていても

ずっとつながり続けるんだな

 

 

それでは今日も宮島起業講座スタートです

 

 

パン屋をすることも

する場所も運良く決まりました

 

 

でも自慢じゃありませんが

それまでパンを焼いたことがありませんでした

 

 

それで製パンについて

どこかで勉強する必要がありました

 

 

専門学校は20歳も年下の子達ばっかりで

さすがに気恥ずかしくて

パン屋さんの門を叩いたものの

チェーン店だと

「独立予定のある人は雇えない」

「ドライバーとしてなら」

個人店だと

「手とか足が出る(つまり暴力???)ので」

「一人が気楽なので」と

要はボクがおじさんだから

どこも相手にしてくれませんでした

 

 

そんなとき

東京にある日本パン技術研究所というところが

製パン技術教育コースを開催しており

100日間寮生活を送りながら

技術と知識を学ぶことができることを知りました

 

 

参加してみると

周りは社内選抜を経て

企業から派遣されて来た

若くて優秀な技術者ばかり

 

 

そして座学では知らない専門用語ばかりで

授業の終わりには毎回テストで

チンプンカンプン

 

 

追試の名簿リストを

廊下に貼り出されたとき

あれにはへこんだ

 

 

実技でパンにやっと触れると

喜んでいられたのは一瞬で

それまで巨大なミキサーとか

見たことすらなかったので

10キロもあるパン生地を

ミキサーボウルの中から取り出せないで

あたふたしていたら

同じ班の小柄な女性が代わりに

ひょいと片手で取り出し

あれは今でもトラウマになっています

 

 

さらに追い打ちをかけるように

実技の後には

生地の物性の変化について

考察してレポートに

まとめて提出することが求められ

本当にあの頃は苦しかった

 

 

でも寮生活や班行動を通じて

仲良くなって

毎週のようにフットサルをしていたのが

とても懐かしいです

 

 

たぶん製パン技術よりも

フットサルの方が上手に

なった気がします

(いったい何をしにパン学校へ行ったんだろう)

 

 

でもあの濃密な時間を

共に過ごしたおかげで

卒業した後にも

ドンクやアンデルセン

ポンパドールの方たちが

宮島まで訪ねて来てくれて

開業するその日まで

手取り足取り教えてくれましたし

Facebookやメールを通じて

いまだに相談に乗ってくれています

 

 

この夏に

久しぶりに

日本パン技術研究所へ

お世話になった先生達に

ご挨拶に伺ったら

忙しい合間を縫って

ミニミニ講義をして下さったり

発酵種や貴重な資料を

プレゼントして下さいました

 

 

何を仕事にするのか

どこで仕事をするのか

必要な技術をどうやって学ぶのか

それぞれの場面で

えらく遠回りしたような気がしますが

モーレツな数の人たちと

運命的な出会いをしたおかげで

今があるんだと心から思います

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