Return to site

宮島起業講座 −9− 悲哀

今日は少し厳しい話をします

 

 

まーちょっとした

人生のスパイスだと思って

読んでみてください(^-^)

 

 

宮島でどんなことが仕事になるか

あちこちに顔を出して

聞いて回っていた頃

「宮島に来るな」

「やりたけりゃ勝手にやれば」

ってことはよく言われました

 

 

開業してからも

ゴミをダストボックスに入れて

外に出してしまって

夜中にシカだタヌキだと

野生動物がやってきて

ひっくり返していって

大怒られされました

 

 

薪窯の煙で苦情があり

すぐさまお詫びすると同時に

後でお詫び状を書いて投函したら

「家にいるんだから口で言いなさいよ」

とか言われる始末

 

 

ボクのように

宮島のお客様を対象に

パン屋を始めると

よそ者では気付かないしがらみに

翻弄されます

 

 

たとえば今の物件は

老舗もみじ饅頭屋さんにお借りしているのですが

他のもみじ饅頭屋さんは

パンを買いに来ることは

ほとんどありません

 

 

もっと言えば

その御親戚や友人知人も

来られることも

まずありません

 

 

メディアに取材されれば

「宮島の人のためにやってるはずなのに宣伝するのはおかしい」

ですから(うーん倒れそう)

 

 

だから島外のマルシェには

せっかく呼ばれても

後で何を言われるかわかんないので

行かないことにしました

 

 

「パン専門店はこちらだけなんですよね?」と

レポーターさんに質問されて

相槌を打った放送が流れた翌日には

「ホテルや喫茶店でもパンを焼いているじゃないか」と

そのオーナーさんじゃない方から怒鳴られたり

(だから専門店って...)

 

 

それから

「この店は暗いから照明を変えたらいい」

「パン屋じゃなくてピザ屋にしたらいい」

ほんとに色んなことを言われます

 

 

製パン研修や薪窯のメンテで

まとまった休みを取ると

「大もうけして海外旅行に家族で行った」と

言いふらされ

これは夏休みと冬休みの

もう風物詩ですね

 

 

宮島でのイベントに

参加させていただいたときなんて

お店の前に行列が出来て

注意とかお咎めとかなしに

警察に通報される始末

 

 

振り返ると

どんどん思い出してきて

ヒートアップします(笑)

 

 

宮島に引っ越して来たときなんて

「棲みついた」

とまで言われました

 

 

中でもいちばん応えたのは

「あなた評判すっごく悪いわよ」

 

 

これ

顔が見えないから

ほんとに

恐怖のどん底に落ちます

 

 

しばらくパンが焼けなくなりましたから

 

 

そのたびに救われたのは

お店の二階に住まわれている

ご家族です

 

 

早朝の車のエンジン音

ミキサーのタイマー音

業務用エアコンの音

同じく業務用の換気扇の音

薪窯の煙

繁忙期のお客様の行列や話し声

 

 

この6年以上

気が休まる日なんて一日もなかったはずなのに

苦情を言われたことは

ただの一度もありません

 

 

それなのに自転車がパンクしていたら

いつの間にか直して下さっていたり

工房の電気を消し忘れていたら

家に電話をしてくれたり

差し入れなんていったい

どのくらいしてもらったでしょうか

 

 

このたび閉店することになったことを

お伝えした時には

涙を流して下さいました

 

 

これから新しく

宮島で仕事を始められようとされる方には

できるだけ要らない

摩擦を避けてほしいし

できるだけ

良い人に出会っていただけるよう

もう少し

この講座を続けますね

All Posts
×

Almost done…

We just sent you an email. Please click the link in the email to confirm your subscription!

OKSubscriptions powered by Strikingly