直 野村
スコーンづくりのコツ3

もうついでなのでスコーンづくりのコツ、大きく膨らませる時に大事なことをもう1つだけ伝えておきます。
それはオーブンの温度です。
予熱は厳密にやった方がいいです。 スコーン生地をオーブンに入れる時は、せっかく予熱しておいた温度が下がらないよう、手早くやりましょう。
これだけで膨らみ方が全然変わってきます。
スコーンだと、皆さんは大体190℃前後で焼くと思います。
これくらいあるとオーブンキックと言って、生地の中の水蒸気やガスが一気に爆発して生地を持ち上げてくれます。
温度が低いと緩やかにしか変化しないので、生地が溶けて横にダレるばかりで、そうこうするうちにそのまま焼けて固まってしまうんですね。
薪窯は温度が低いと時間をかけて火を入れるしかなく、それだけ時間のロスになります。
それに温度が高くなったからといってすぐに生地を入れると焦げるだけなんですね。
薪窯は電気やガスのオーブンと違って温度をキープできずに下がり続けるので、目標の温度より高く温める必要があるんです。
だからある程度、温度が落ち着くまで待たないといけないんですよ。
なんだか話が愚痴っぽくなってきました。
コツ1とコツ2を守って、今日お伝えしたこともきちんとすれば、きっと美味しそうなスコーンが焼けるはずです。
頑張ってください。