直 野村
スコーンの腹を割りたい
スコーンを焼いたときに、生地が持ち上がって真ん中部分が裂けることがあります。
これを「腹が割れる」とスコーン業界では言います。
なんか美味しそうに見えますよね。
フランスパンのバゲットの場合は、上部に切れ目がありますが、これはナイフで切れ込み(クープ)をいれて焼くことで生まれます。

スコーンはちょっと違います。
普通に重量を計って形を整えただけでは、焼いたときに腹は割れません。
こねた生地を延ばして2つに切り分けたら、それをかさねてまた延ばす、を2~3回繰り返す必要があります。
そうするとたいてい割れます。
低い温度だと生地の中の水蒸気爆発やガス爆発が起こりづらいので、ちゃんと予熱したオーブンで焼いてみてくださいね。
あとは焼く直前までしっかり冷やしてバターを溶かさないことです。
こんな風に作り方はわかるんですけど、スコーンの腹が割れるとどうして美味しそうにみえるのか、それがわかりません。