直 野村
タルト・タタンのフランボワーズクリーム載せ
時間のある時にはストリートビューを見て、「へー」とか「ほー」とか言っているくらいなので、もうバーチャルトラベルマニアかもしれません。
お会いしたことがない方たちとメールでやりとりをして、嬉しいメッセージをいただくと地図や風景とともに言葉も記憶されて、店頭でのお客様とのやりとり以上に濃い時間が流れたりします。
でもいつか社会が落ち着いたら、スコーンやタルト・タタンが旅した場所を僕も訪ねてみたいです。

これは先月焼いたタルト・タタンの焦がしてしまったやつです。
窯入れしているのに、タイマーを肌に身に着けている安心感から、外で大看板をペンキで描き替えていたらオーバータイム。
黒く焼きこまれて水分が飛んでいるほどリンゴの風味が濃縮され、砂糖のキャラメル化が進んでぐっと大人っぽい味になるのですが、「焦げ」とはまるで違います。
型に接着して焦げすぎた部分を取り除いて、フランボワーズのクリームをトッピングして食べました。
うまし。
次回のタルト・タタンは8月です。
しばらくは今の看板でいきます。