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執筆者の写真直 野村

内側から見た日本橋三越本店「英国展」の体験レポート vol.3




日本橋三越本店の英国展が2024年も盛大に開催されました。


英国の伝統と最新トレンドが一堂に会するこのイベントでは、英国菓子、上質な紅茶、伝統的なクラフト製品など多彩な魅力が発信されていました。


怒涛の一週間が過ぎ、ランニングを再開できるほど体力が復活してきたので、ノムさんが内側から見た英国展について体験レポートしてみたいと思います。


これを読んで初めての出展でしなくても良い失敗を防げたり、お客様として遠方からでも東京の日本橋までお出かけしてみたいと思ってもらえたら嬉しいです。


vol.2では提出書類の山についてご紹介させていただきましたが、今日は英国展に向けた製造計画についてリポートします。



地方から初出店するときの悩みとは


英国展では、バイヤーの方から最低売上高のざっくりとした指示があり、それに基づいて商品の製造量を決めていきます。


上限については特に決まり事はありませんでした。


ただ、地方のお店にとっては聞いたこともない大きな数字なので、売れるかどうかもわからないのにそんな量を作っても大丈夫かなあと不安になりました。


でも冷静に考えると、広島からお店を休んでまで時間と経費をかけて出張するのですから、普段より多く作って少しでもたくさん売り切るのは当然です。


しかも、三越日本橋本店様が売り場を用意してくれて、そこをお借りするわけですから尚更です。


最後はバイヤー様が割とあっけらかんと、「売れますよ」とおっしゃってくれて、それが妙に説得力があったこともあって、頑張って作ることにしました(笑)。



まずは計画づくりから


そうしてふっきれさせてもらえたこともあり、何のお菓子を、どのくらい作るか、まずその計画から立てました。


ただ参考になる過去の実績がないため、たくさん作るにしても目安がありません。


去年の英国展のホームページには、広告に採用された商品情報が残っていて、ある程度は計算ができます↓


日本橋三越「英国展」2024


有名店はこんなに作るんだとびっくりしながら、「うちも頑張ってこれくらいは」と表計算アプリに数字を打ち込んでいったのですが、広告に掲載されていた情報は最低数量で実際はもっとたくさん作って販売していたことを英国展が終わってから知り、二度びっくりしました。


たしかに、実演販売されるお店は朝から夜までずーっと作っていました。


とにかくそれらの情報をもとに、今OHISAMAで売れているのはこれで、英国展に来られる人はこんな感じで、OHISAMAに求められているのはこんなのかな、と想像力をフルに働かせて商品を選定し、製造数を決めていきました。


どうしても決められないときには、出展者さんに思い切って聞いてみるといいかもしれません。


僕もそうしました。



在庫スペース問題


でもどんなに作りたくても、作ったものをストックするスペースがなかったら作れません。


それに日本橋三越店様の荷受け開始日が決まっているため、早く作ってもいたずらに消費期限が短くなるだけです。


東京や近郊のお店だとそういった心配はせずに済みますが、地方から出展する場合は製造計画づくりの段階からハンデがあります。


うちは冷蔵冷凍庫が小さく、生地や商品を少ししかストックできません。


ですから、作ってはすぐに包装して出荷しなくてはなりませんでした。


外部の物流倉庫を使うことも検討しましたが、夏の炎天下に商品を何度も外気にさらすのは品質劣化につながるのと、コストが予想以上にかかるため、やめました。


結局、消費期限のことと荷受け開始日を考慮して、出発ギリギリまで製造に追われることになりました。



配送コストと梱包コスト


あと、少しでも配送費が安くつくよう、段ボールやノエルカートンのサイズ材質は調べに調べました。


けちってせっかく頑張って作った商品がだめになっては仕方がありませんが、配送費や梱包代はバカになりませんので、早めに調べて仕入れておいてよかったと思います。


段ボールには送り状を貼るだけでなく、日本橋三越様が用意してくれた情報シート(店名、会期、何個目など)を段ボールの側面に貼る作業もあります。


日本中、世界中からものが届くため、日本橋三越様の倉庫には段ボールの山があちこちにできます。


情報シートが貼られてあれば、まとめて保管しておいてもらえますし、後で見つけやすくなります。


また、「壊れ物シール」や「重ねないでシール」も貼る必要があるものもあるでしょう。


それに加えて僕は、「大事に扱ってくださると嬉しい」メッセージを手書きで全部の段ボールに書きました。


そこまでしても、届いた段ボールの中には気温の変化で、湿気てしまって凹んでいるものもありました。


けれど、いつもお取引させていただいているクロネコヤマトさんが、初めて見る「大事に扱ってテープ(みたいなもの)」が貼られているのを見つけて感動


救われましたねえ。



まとめ


英国展が終わってから書き記した反省ノートには、「余裕のある計画を立てる」「伝わる良い言葉を使う」を真っ先に挙げていました。


ストックする能力や製造する能力以上のことをやろうとすると、やっぱりどこかにしわ寄せがいきます。


しかもあの迷走台風が九州をウロウロしていて、予約していた飛行機が欠航し、JRは計画運休に入るニュースも耳に入り、広島弁でいう「はーもーわやじゃ」状態に。


時間に追われるだけでなく、精神的にも追い込まれ、経験したことのない量を一度に作ることで起こる製造ミス、家族関係もギクシャクして出発前は本当に辛かったです、、、。


それでも何とかなる(する?)のが人生。


今こうして広島でまた仕事をするようになって、少々のイレギュラーが起こっても何とも思わなくなりました。


大きなことに挑戦することは大事ですね。


今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。



書いている人




ノムさん

広島生まれの広島育ち。

ルンビニ幼稚園、五日市町立南小中学校、広島県立廿日市高等学校、京都外国語大学卒。

趣味はサッカー観戦とガーデニング。


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