直 野村
葡萄の成長記録
2月にピオーネという品種の葡萄を植えて4か月になります。
西と南から陽の光が当たるおかげで順調に育っておりましたが、何かの幼虫が葉っぱをバクバク食べて手前の苗が弱ってしまいました。
それでも健気に新しい葉を次々に広げています。

それ以来、朝起きて工房に入ったらまず、勝手口から出て葡萄に悪い虫がついていないか、葉の隅々まで確認するのが日課になりました。
ところで最近、気が付いたのですが、苗としての茎は全然成長しないんですね。
枯れたように見える茎の節から芽吹いた葉っぱやツルが伸びていくだけなんです。
まるでところてんのようではありませんか。
葡萄って生命力がすごいんですね。
でも植物学の先生によると、実はツル性の植物って弱い生き物なんだそうです。
だから、上へ上へ伸びて他の植物よりも高い場所で陽の光をたくさん浴びて、花を咲かせて子孫を残す進化を遂げてきたとおっしゃっておられました。
お店を経営していく話とかぶって、枯れたように見える苗や虫に齧られた葉っぱが自分に見えてきました。
なんか頑張れそうです。
虫が寄り付かないよう、監視を続けます。