直 野村
薪窯スコーンのレシピ
薪窯で薪を毎日燃やしているので、時間が経つと多かれ少なかれ、灰が床にうっすらと落ちます。
掃き掃除だと灰が舞うし、拭き掃除だときれいにしているのか、汚れを広げているのか、いつもモヤモヤしていました。
それで最近、高圧洗浄機を買ったんです。
メジャーへ行った鈴木誠也風に言うと、「サイコー」です。
水の節約にもなるし、びっくりするくらい汚れが落ちます。
あ、今日はレシピの話でしたね。

スコーンの起源はスコットランドらしく、主原料が小麦粉と牛乳で、イメージとしてはパンよりもちょっと食感が重たい食べ物だったそうです。
現代ではバターやショートニングを入れて、食感を軽くしたものが主流になってきているようですが、やっぱり甘くないのがほとんどです。
昔、輸入食料品店でスコーンのセットを買ったとき、「あもーない(甘くない意の広島弁)」とびっくりしたことがあります。
本場ではジャムやクロテッドクリームを塗って食べることが多いからなんですね。
ohisamaはと言うと、北米のビスケット(大西洋を渡ると呼び名が変わるらしいです)のように具入りで、生地自体に甘みを持たせています。
小麦粉は北海道産の強力粉と薄力粉をブレンドして使っています。
薄力粉を使うのはサクサク感を出したり、水分や乳製品のいい匂いをがっちり閉じ込めたいからです。
薄力粉ってグルテンが少ないから、ガスをため込めなくて生地の目がつまったようになるんですね。
別に悪い意味じゃなくて、そのおかげでサクサク感が得られているわけであります。
もう一つはうまく説明できないんですけど、強力粉だけだとフワフワした食感、つまり大きな気泡が多いせいで、いい匂いが抜けていく感じが嫌なんです。
その予防になってくれたらなと使っているのが、薄力粉なんです。