OHISAMAでは、イギリスのブリューティーカンパニーの紅茶を淹れて、お客様に提供しています。
世の中には数えきれないほどの紅茶メーカーがある中で、どうしてこのブランドを選んだのか。
今日はそのお話をします。
わたしも家族もどちらかといえば、珈琲派でした。
ブリューティーカンパニーと出会うまでは。
英国菓子を焼くようになって紅茶はいるだろうと、でもこだわりは特になくて近所のKALDIで買えるフランスのメーカーのものを使っていました。
しかし英国菓子の奥深さに引き込まれるにつれて、料理とワインのマリアージュのように、OHISAMAの英国菓子に本当に合う紅茶が欲しくなりました。
ネットで調べてみると紅茶メーカーは世界中にごまんとあり、探せば探すほど、見つかれば見つかるほど、選ぶことができません。
それで英国菓子を焼いているんだから、紅茶はイギリス製じゃないとだめだろうと1つめの条件を出しました。
それでも絞り切れないため、OHISAMAと考えが似ているところを探しました。
それがブリューティーカンパニーだったのです。
どこが似ていたかというと、素材や味に真摯に向き合っていて、環境に配慮したものづくりをされているところです。
たとえば、ティーバッグに入っている紅茶葉はダストと呼ばれる、細かく粉砕されたものが使用されることが一般的です。
その方が早く紅茶の成分を抽出できるからです。
ただデメリットとして、発酵が進みすぎたり酸化しやすくなって風味が変わってしまうリスクが高まります。
一方、ブリューティーカンパニーはホールリーフそのものを使っています。
(イートインされたとき、よかったらティーバッグの中の紅茶葉をご覧になってみてくださいね)
そのため紅茶を淹れるのに3~5分はかかってしまいます。
ですが、風味や味わいが全然違います。
このティーバッグをお店に導入すると素晴らしく美味しいけれど、注文されてからお客様をしばらくお待たせするのは申し訳ないとしばらく悩みました。
でも長い目で見るとやっぱり「味」だろうということで、思い切って使うことにしました。
今では時間がかかることが、美味しい紅茶を淹れるお客様にための条件としてお客様に理解してもらえるようになりました。
それからもう1つ。
ブリューティーカンパニーの紅茶葉は、植物の繊維から作ったネイチャーフレックス(NatureFlex)の袋に入れてあります。
また、ティーバッグはコーンスターチで出来たメッシュの「ソイロン(Soilon)」が使用されています。
つまり、プラスティック製品は使われておらず、環境に配慮して自然に還る素材を選んで使っておられます。
OHISAMAも近隣の企業と協力して、薪を使うことで森を元気にしたり、廃材を減らす活動をしていますので、その姿勢に大いに共感しました。
知れば知るほど使わない理由がなくなるブリューティーカンパニーの紅茶。
よかったらぜひ一度、お店で召し上がってみてくださいね。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
書いている人
ノムさん
広島生まれの広島育ち
趣味はサッカー番組を見ることと、ガーデニング
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