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広島の薪香るスコーン店が教える!スコーンを上手に保存してグッと美味しく食べる4つの方法と解説

スコーンが大好きで専門店巡りやお取り寄せをして、たくさんのスコーンをストックしたいけど、場所を取ったり傷んだりするのが心配でなかなかできません。何か手軽にできる保存方法や温め方法をお探しではないでしょうか。


今日紹介する4つの保存方法をぜひ試してみてください。安心していろんなスコーンをストックして、毎日美味しいスコーンを楽しめる方法がきっと見つかるはずです。


なぜなら本日紹介する方法は、12年間スコーンを焼き続けてきたノムさんが実際に数々試し、効果の高かったものだけを厳選しているからです。



美味しさが全然違う!「買い方」と「保存の仕方」を徹底したスコーン屋さんの体験談


新商品開発をする時、他のお店さんのスコーンを買い集めたり、試作を重ねたりすると気が付いたらとんでもない数のスコーンがたまっていることがしょっちゅうでした。最初の頃に買ったものや作ったものはストックしている間に傷んでしまうことも多く、いつか罰が当たるんじゃないかとビクビクしていました。

さすがにこれはまずいとネットで調べたり、本屋さんで調べたりした結果、今では安心して何度も試作したり、気になるお店のスコーンを気兼ねなく買えるようになりました。


ポイント① お取り寄せの場合は脱酸素剤が封入してあるものを選ぶ


脱酸素剤というのは、文字通り袋内の酸素を吸収して油の酸化やカビなどの菌が繁殖するのを防ぐためのものです。普通は3〜5cm四方の薄い袋に入っています。エージレスやサンソレスといった方がわかりやすいでしょうか。





このメリットは2つあって、1つは冷凍保存しなくても賞味期限までは常温に置いておけるので、冷凍庫のスペースを取らないことです。もう1つは、そのまますぐに食べることができるのと、温めて食べたいときでもトースト時間が短くて済むことです。

ネットで注文する際に、「脱酸素剤」入りとは説明があまりされていないので、お店の人に質問して確認しておくといいかもしれません。細かいことを言うと、脱酸素剤が入っていないと宅急便で運ばれている間に熱や乾燥、逆に湿気に影響を受ける場合がありますからね。



ポイント② 袋に入っていないものはアルミ箔とラップに包んでジップロックに入れて冷凍する


冷凍庫の中は普通、水分も酸素も少ないのでスコーンが傷むことはあまりありません。けれどもただジップロックなどに入れて冷凍するだけだと、乾燥が進んだり、他の食品や冷凍庫特有の匂いが移って美味しくなくなります。

リアル店舗で買い物をする場合、たいていは袋に入っていないので何らかの方法で密封する必要があります。トースターで温めたい方は、まず最初にアルミ箔でスコーンを包みます。続いて、その上からラップでまた包みます。最後にジップロックに入れて密封すると完璧です。電子レンジで温めたい方は、ラップで二重に包むといいです。密閉性の高いサランラップであれば一重でもいいです。






スコーンとクッキーの違いはしっとり感です。冷凍庫だと水分がどんどん抜けて、せっかくのしっとり感が薄れてクッキーのようにサクサク、ザクザクしたものになってしまいます。大変手間ですが、包むだけの価値があります。



ポイント③ アルミ箔で包んだままトーストする


アルミ箔をはがしてトーストした方がいいんじゃないかとお思いでしょうが、包んだままの方がいいことがあります。品質が劣化しにくくなりますし、温め直す時にラップを剥がすだけで済むので楽ちんだからです。アルミ箔はトーストする時の焦げ付き防止にもなるので、ぜひ使って下さい。

スコーンの厚み(高さ)にもおりますが、当店のように5cmくらいであれば200℃くらいで3分、余熱で3分が1つの目安です。こればっかりはご自宅のトースターの機種によって変わってきますので、実際にトーストしながらいい焼き加減を見つけて下さい。

余談ですが、広島で有名なドラッグストア「Wants」にカットしやすいアルミ箔が売ってあります。スコーン好きな人はたくさん包む必要があると思うので、綺麗に早くカットできるアルミ箔は重宝すると思います。





ポイント④ 電子レンジの冷凍食品温めモードを使って温める


最近はトースターはなく、電子レンジしかお持ちでない方が増えてきているようです。その場合は、ラップもアルミ箔もはがしてから「チン」して下さい。通常の加熱モードではなく、冷凍食品温めモードがしっかり中まで温められるのでいいです。チョコレートやドライフルーツが入っているスコーンでも、比較的焦げたり硬くなったりするのを防げます。



まとめ

本日は安心して気兼ねなくたくさんのスコーンを購入できて、美味しく楽しむための方法を4つ紹介しました。


①お取り寄せの場合は脱酸素剤が封入してあるものを選ぶ

②袋に入っていないものはアルミ箔とラップに包んでジップロックに入れて冷凍する

③アルミ箔で包んだままトーストする

④電子レンジの冷凍食品温めモードを使って温める


おひさまパン工房のオンラインショップで販売しているスコーンはすべて、脱酸素剤入りですので安心してお買い物ができると思います。もしよろしければ、下記のリンクをクリックしてみてください。



書いている人

ノムさん

広島生まれ、広島育ち。

サッカーと植物が好きです。

音楽はジャズを好み、工房でずっと流しています。


2010年から広島県廿日市市で、自作の薪窯でスコーンや食パンを焼いています。廿日市は木のまちなので端材がたくさん出てきます。それを廃棄しないで済むように燃料の薪として利用し、窯で燃やしています。


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