２０１０年、広島・宮島で薪窯で焼くパン屋を創業。
２０２４年より、広島・廿日市（はつかいち）でガーデニングに毎日いそしみながら、英国菓子と紅茶のある暮らしを楽しんでいます。

きっかけは、創業当時から焼いていたスコーンでした。
そのスコーンを深掘りするにつれて英国菓子の世界に興味を持ち、勉強するようになりました。

英国菓子は、茶色系のものが多くて見た目が地味です。​
それなのに姿かたちを変えず、何百年も愛され続けているところに素朴な疑問を覚えました。
興味を持たずにはいられませんでした。

本やネットでレシピの研究をしながら自分で作ってみると、どの英国菓子も素朴だけど滋味深く、味に奥行きのあるスイーツであることがわかりました。
中には９００年以上も前から作られているものもあって、歴史の重さも味に出ている気がします。

英国菓子の種類が増えるにつれ、英国に住んでいた方や留学経験のある方が、懐かしいねと少しずつお越しいただけるようになりました。
そして、「英国にはファッジの専門店があってね」とか「アンザックビスケットはアンザックデイというお祭りがあるほど有名で」などと、現地の楽しい想い出をお聞きできることも。
「もっといろんな英国菓子を作りたい！」と研究がますます愉しくなるばかりです。

今ではテイクアウトだけでなく、店内でイートインもできるようにしました。
そして、英国菓子に合う紅茶や自家製石窯焼き食パンで作るティーサンドイッチも取り揃えております。
また、庭づくりにも目覚めて季節の草花を育てるようになり、本場のイングリッシュガーデンには及びませんが、英国好きな方々にとって楽しい空間になってきたんじゃないかと思います。

宮島観光で廿日市に来られることがありましたら、ぜひ遊びにいらしてくださいね。
エントランスやテラスに広がる花とみどり、そして英国菓子と共にみなさまのご来店を心よりお待ち申し上げております。

店主　ノムさん