「新宿伊勢丹本店英国展2025」の舞台裏を公開!vol.5
- 直 野村
- 4月6日
- 読了時間: 4分

今回は第5回で、いよいよ上京してからのお話です。
出発前日
東京に向けて商品を発送し終えると、あとはお得意先様に早めにスコーンを卸させていただくだけです。
事故を起こさないように安全運転で配達して回り、翌日の出発を待つだけとなりました。
お店を4週間も休んで、こんなに神経を使って準備をしても、病気をしたり事故に遭ったら泣けるに泣けません。
栄養のあるものを食べ、規則正しい生活をし、人が多い時間帯には買い物を避け、後で後悔することのないようにできることは全部やりました。
それでも何か起こってしまったら、それは今自分にとって必要だから起きた、と思って受け入れることにしています。
敬愛するサッカー元日本代表監督の岡田武史氏の受け売りですけどね。
いよいよ出発
OHISAMAのある廿日市は、山口県よりにあります。
なので、上京するときは時間もお金も節約できるのでもっぱら岩国空港を利用しています。
お店から空港まで下道をゆっくり走って途中で朝食を買いにコンビニへ寄っても45分で着きます。
駐車場が5日間(120時間)は無料なところもポイントです。
予約も、チケットの発券も、チェックインも、すべてスマホで済ませられる時代になって便利になった一方、昭和生まれのノムさんは保安検査場でチケットをスマホ画面になかなか表示できず、いつも苦戦するのでありました。
それにしても天気が良くて、飛行機も無事に飛んで良かったです。
会場到着
会場の新宿伊勢丹は20年ぶりでした。
「伊」の看板が見えると、何も買うものも買えるものもないのに、新宿伊勢丹の駐車場からマイクロバスに乗りたくて週末になると出かけていたことを思い出しました。
富士そばもまだあって懐かしかったです。
館内に入って会場に近づくにつれ英国展モードに突入し、心臓がバクバクするのがわかりました。
会場に着くと入口が設けられていて、2時間待ちの札が立てかけてありました。
日本橋三越の時とは違って「整理券制」になっているのを知らなかったんです。
さすがに二時間はもったいないと思い、一階の社員通用口まで戻って、受付をちゃんと済ませてから業務用エレベーターに乗って会場へ。
いろんなお店を見たり、英国展仲間に挨拶をしたかったけど、まずは三越伊勢丹さんの担当バイヤーに「到着しました」と報告し、荷物の保管場所を案内してもらいました。
荷物
常温の荷物は1台の貨物?カーゴ?に全部載せていただいていて、それだけで幸せな気分になりました。
さらに冷凍の荷物は、三越伊勢丹さんが3分の1を会場と同じ階にある冷凍室に持って上がって下さっていて、これは本当に助かりました。
残りは地下3階にある同じプレハブ冷凍庫に保管していただいてあって、一度にまとめて発送したかいがありました。
段ボールも全然潰れていなくて、クロネコヤマトさん、三越伊勢丹さんに、思わず心の中で感謝したのでありました。
設営
英国展は20時までOPENしているため、お客様のお買い物が済んで退店された後から設営になります。
さらに、ケーキを販売するための冷蔵ショーケースを新たに設置してもらう待ち時間を入れると、結局20時30過ぎからの作業開始です。
去年の日本橋三越帝国店の時は、陳列に時間がかかって終電で帰る羽目になった反省から、作業手順や陳列図を準備していました。
そうしたら1時間で終えることができました。
ただ、みんなの真似をして看板代わりのロゴ入りテーブルクロスを作ったんですが、平台にうまく巻きつけられず、一番時間を取られてしまいました。
練習していけば良かったです。
宿泊
ホテルは歩いて10分足らずのところを、三越伊勢丹さんの紹介で選びました。
宿泊費を少しでも安く抑えたいところは山々なのですが、営業時間だけで10時間、それプラス前後の準備で3時間は立ちっぱなししゃべりっぱなしで仕事です。
はーもー、おじいちゃんですから、すぐ帰って、すぐ夕飯食べて、すぐシャワーを浴びて、1分でも長く寝たいじゃないですか。
近くが一番です。
ただ、スーパーまでまあまあの距離があったのは誤算でしたねえ。
大小のペットボトルやエナジーゼリーを買い込んでホテルまで運ぶのはさすがにしんどかったです。
さあ、明日から本番です!
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
次回はいよいよ、新宿伊勢丹本店英国展についてお話していきますね。
書いている人

ノムさん
広島生まれ広島育ち
宮島でパン屋を創業し、現在は廿日市で英国菓子屋をやっています。
趣味はガーデニングとサッカー観戦です。
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