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日本橋三越英国展2026 #6

  • 執筆者の写真: 直 野村
    直 野村
  • 19 時間前
  • 読了時間: 6分

このブログは、地方にあるOHISAMAが日本橋三越英国展2026へ招待されてから出展するまでのリアルなお話をします。


出展者は準備がみーんな大変なのですが、東京から離れれば離れるほど苦労は増えるので、地方からの出展者さん達を応援してもらえたらと思って書いています。


と同時に、英国展は関わる人たちがみんなで盛り上げる大人の文化祭ですから、そういう気分になれる情報をお伝えしていこうとも考えています。



はじめに


今から3ヶ月前、新宿伊勢丹英国展の興奮冷めやらぬ4月に、日本橋三越英国展へ招待いただきました。


生粋の日本人で英国にルーツがないこんなノムさんですが、有り難いことに3回目の招待となります。


1年目は商品のお引渡しを何度も間違えて代わりに県外(都外ですね)まで配達していただいたり、お釣りを間違えて閉店後のレジ締め作業の手間を取らせたり、社員の皆さんには本当にお世話になりました。


もし反対の立場だったら、とっくの昔に出禁にしています。


辛抱強く我慢して招待してくださったおかげで、ちょっとずつお客様が増えて今では東京へ行くのが楽しくなっています。


今年は8月18日(火)から21日(金)までの平日に4日間出展させていただきます。


お近くに来られる機会がございましたら、ぜひ遊びにいらして下さい。


今回も「よーけ(広島弁でたくさんの意)作ってくるOHISAMA」の期待に応えて、それまで見たことも食べたこともないものなのに、ダメもとで提出した企画商品が採用されてしまったので作らざるをえなくなり、試作してみたらとても美味しくて「前世は英国人だったのかも」と自画自賛したお菓子と料理をお持ちします。


お楽しみに。



英国展スペシャルサイト


英国展スペシャルサイトがアップされる数日前に、レモネードとレモンスカッシュの値段について訂正してもらって、ようやく校了となりました。


本来であれば1か月前に終えていなければいけないのに、やっぱりやらかしてしまいました。


再発防止のため、提出物は家族内で二重チェックすることを共有しました。



大量製造


8月2日の営業を終え、3日から休業して英国展向けの商品を製造していきます。


機械の一部になったつもりで朝から晩までずっと作りっぱなしですが、それだけに集中できるので気は楽です。


ただ、通常の量を作るのと、その数倍を一度に作るのとでは勝手が違います。


例えばレモンカード。


いつもは片手で持てるボウルに、バター、人力で絞ったレモン果汁、すりおろしたレモンゼスト(皮)、砂糖、全卵を順に入れて沸騰したお湯に浮かべて熱し、目標のとろみになったら火から下ろして瓶詰めして完成させます。


ところが量が多いとレモンカードの温度が一向に上がらず、とろみが全然つかないんです。


どんなに強火にしてもとろみがつかず、1時間たったころに何だか焦げ臭いと思ってボウルを持ちあげたらお湯が蒸発して無くなっていました。


レモンの収穫は1月からなので在庫は5月に仕入れたもので最後です。


英国展スペシャルサイトに掲載していただいているので、作らないというわけにはいきませんから焦りました💦


今度はやり方を変えて、お湯ではなくジャムを炊くように鍋に材料を入れて火で直接温めたところ、今度はうまくいきました。


殺菌したガラス瓶が熱いうちにレモンカードを入れて蓋をします。


ガラス瓶が膨張して蓋が締まりにくいときは、蓋をお湯で熱して膨張させると締まりやすくなります。


レモンカードはジャムのように最後、熱殺菌すると卵が固まり過ぎてボソボソの食感になるので、シールとシーリングワックスをスタンプしたらすぐに冷蔵保存します。



発送作業


作り終わった商品を段ボールに詰めていきます。


冷蔵商品や冷凍商品は、真夏の温度差で段ボールが湿気って潰れやすくなるため、中に段ボールを詰めて補強します。


全部を詰め終えたら送り状を貼っていきます。


日本橋三越本店で荷物が迷子にならないように、ブランド名や会期、催事名や荷物数を書いた紙も一緒に貼付します。


常温品が43ケース、冷凍品が25ケース、冷蔵品が2ケース、全部で70ケースになりました。


三越伊勢丹さんへ追跡するための送り状番号と、いつ、何が、どのくらい届くのかを事前にメールで知らせ、運送店のヤマト運輸へは冷凍室や冷蔵室が空の保冷車を手配してもらいます。


真夏なので保冷車をお店に横づけしてもらって、リレー形式で素早く積み込みを終えました。


上京して荷物を確認した時、全部綺麗に保管されていてホッとしました。



いざ上京


台風が逸れて予約した飛行機が飛ぶことがわかった時点で、保険のために押さえておいた新幹線チケットをキャンセルします。


ネット予約で発券してなければ数百円のキャンセル料で済みますが、地方からの出展はいろいろ考えさせられます。


出発前日にお墓参りと近くの神社へお参りし、広島でやれる準備をすべて終えました。


8月17日(月)は、晴れ。


朝早く、お店から車で岩国錦帯橋空港へ行き、飛行機で羽田空港へ。



さあ設営


設営は13時からなので、それまでに送った荷物の場所や状態を確認し、どういう段取りで行うかを家族で打ち合わせします。


それが終わったら英国展を通じて知り合った方々に挨拶していきます。


今回は隣に、OHISAMAがバイブルにしている本を書かれたLazy Daisy Bakeryの中山さんがいらっしゃって超嬉しかったです。


なにせ前回、サインまでいただきましたから。


反対側の隣にはメリーデイズの堀さんが。


何を隠そう、堀さんが湖水地方のGlasmere Gingerbreadへ行かれた様子をSNSで偶然見かけたからこそ、ファッジとは全然関係ないのに僕も6月の取材旅行時に立ち寄ったのです。


お店の伝統と店主の矜持にしびれまくって、あれは本当に行って良かった。


「こんな偶然ある?」と嬉しい気持ちを押し殺し、設営に勤しんだのでありました。


15時から会場内で説明会が開催されて、会期中の衛生管理や体調管理の記録について注意事項が伝達されます。


最近の外国展におけるSNS投稿で炎上騒ぎがあり、基本的には商品だけが写るアングルで撮影したものだけを投稿し、引きで撮影したものは三越伊勢丹さんの了承を得てから投稿するルールになっていたのが特徴的でしたね。


屋上のプレハブ冷凍庫へ冷凍商品を取りに行ったとき、製氷室でThree Tiersの一ノ木さんとばったりお会いしました。


今回はレモネードの実演販売を初めて行うため、氷が必要です。


製氷室のドアには電子ロックが設置してあり、勝手には中に入れないため解除方法を丁寧に教えてもらいました。


またしばらくして製氷室の前を通りかかったら、British Puddingの佐古さんたちが解除に手間取っておられたので伝言ゲームのように、さっき教えてもらったことをお伝えしました。



決戦前夜


準備を整え、明日の当日を迎えるだけになりました。


ただ、今回からレジの仕様が変わってうまく操作できるか不安で全然寝られません。


一応、動画が送られてきてはいたんですが、何度見返してもチンプンカンプンでお手上げ。


毎朝5時に起床しているので、どんなに寝られなくても5時になると体が勝手に起きてしまって寝られません。


日本橋三越本店へ歩いて向かっていると朝陽が充血した目に染みました。

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