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新宿伊勢丹英国展2026 #9 落ち着く広島

  • 執筆者の写真: 直 野村
    直 野村
  • 11 時間前
  • 読了時間: 5分




来年3月に開催される「新宿伊勢丹英国展2026」に招待いただきました。


ウェールズへ行って帰って来てから初めての英国展です。


そんなわけでウェルシュケーキには、特に力を入れて臨みます。


現地では職人さんたちにとても親切にしてもらいましたから、恩返しする気持ちでいっぱいなんです。


それに教えてもらったウェルシュケーキは、ウェールズでは売ってはいけないことになっているので、日本の英国展で頑張らずにどこで頑張るんだという話です。


ちなみに売ってはいけない理由はこちら↓


それでは、英国展ブログ第四弾のはじまり、はじまり。



最終日


最終日は18時までの営業で、お客様がいらっしゃらなくなった瞬間から撤収作業が始まります。


冷凍品の返送作業は地下3階で行います。


梱包し終えたら係の方に申請して重量を計ってもらい、OKが出たら送り状を貼付して指定のプレハブ冷凍庫に入れます。


常温品は、返送するためのコンテナを屋上からブースの前まで押して持って来るところから作業が始まります。


エレベーターはもちろん大渋滞。


けれどそれはお互い様なので、辛抱強く待ちます。


コンテナをブースには混んだら、梱包し終わったものから段ボールを積んでいきます。


並行して忙しい合間を縫って、職人さん達や社員さんに挨拶をして回りします。


1時間くらいかけてすべての荷物をコンテナに詰め込んだら、社員の方をつかまえてチェックしてもらって撤収作業完了です。


これらの荷物は翌日に発送されるため、広島へは二泊三日、つまり金曜日に届きます。



東京最後の晩餐


「最後の日の夜は美味しいものでも食べに行こう」と広島でいつも下調べをしていきますが、行ったためしがありません。


広島にいる時でさえ、わざわざごはんを食べに出かけるくらいなら家でゆっくりしたい派ですから、知らない土地の知らないお店に行くわけがありません。


しかも疲れ切った英国展最終日の夜です。


今回も1分1秒でも早く帰りたくて、近くのキッチンオリジンでお弁当とお惣菜を買って、結局ホテルの部屋で食べました。


そしてこれもいつもと同じなんですけど、記憶が新しいうちに英国展の「ふりかえり」を家族で行います。


自分たちの良かった点や改善した方がいい点を思いついたら、言葉にして家族で共有します。


広島へ帰ったらすぐに実践するためです。


それから勉強になったお店さんのメニューや陳列方法とか、職人さん達からのアドバイスもお互いに伝えます。


広島では決して見ることも聞くこともできませんから、すべてが宝物です。



広島に帰ってきたら


広島に帰ってまずやることは、英国展オンラインストアの受注商品を作ること。


1日目は、ひらすら焼いて、粗熱が取れたら包装してシールを貼ったりするところまで行います。


2日目に、段ボールに梱包して発送作業まで行います。


税込み5400円以下の商品は、「おまとめ品」として三越伊勢丹さんの指定する場所に送るといろんなメーカーさんの商品を仕分けしてくれて、お客様へ配送してもらえます。


このシステムのいいところは、英国展が終わってから手配すれば良い点です。


逆に、税込み5400円以上の商品は受注するたびに発送しなくてはならず、一度チャレンジしてとても大変だったのでそれ以来取り組んでいません。


さて「おまとめ品」は1つの段ボールに同じ商品を入れて送るのがルールになっています。


受注数に合ったぴったりの箱があるのは稀で、段ボールを自作したり、緩衝材で隙間を埋めたりして、とにかく無傷でお届けできるように工夫します。


梱包し終えたら中に何の商品が入っているかが分かるよう、三越伊勢丹さんから送られてきた画像付きデータを送り状と一緒に段ボールに添付して発送します。


安心するのはまだ早くて、長期間休業してお店の在庫がすっからかんになっているため、その補充のための製造を行います。


あと、お取引先様に食材を一斉に注文したり、自分で仕入れに行ったり、その間に東京から戻ってきた荷物の荷ほどきをしたりと、帰って来てからの方が忙しかったりします。


お世話になった方や新しく知りあった方へ、お礼状も書かなくてはなりません。


オンラインストア「SUNDAY MARKET」をご利用のお客様で英国展で声をかけて下さった方や、買い物をしてくれた友人知人にメールをしていたら、1週間なんてあっという間に経ちます。


さらに店舗営業とオンラインストア「SUNDAY MARKET」の再開準備に、5月下旬からの三越伊勢丹外国店オンラインストア向けに、商品を提案させていただく機会をいただいたので、エントリーシートをパソコンでパチパチと作成していたら、2週間なんてあっという間に経ちます(本当に経ちました)。



まとめ


こう書くと英国展は、準備も、行ってからも、帰って来てからも「しんどいんだね」と思われてしまうので補足します。


ノムさんの歳になると情熱を傾けられることを見つけられなかったり、運よく見つけられたとしても飛び込んだり続けることはとても勇気が要ります。


それに苦労や成果を分かち合える仲間なんてなかなかできません。


2年前までは、子供が好きなおもちゃで遊ぶように、佐古さん(British Pudding)や中山さん(Lazy Daisy Bakery)、あるいはステイシー先生(Mornington Crescent)のレシピ本を読みながらあーでもないこーでもないと広島で英国菓子を作っていました。


そうしたら、たまたま英国展に招待されて、あれよあれよと今に至っています。


情熱は他人から「どうぞ」って与えられるものではないので、ここは年齢に関係なく自分で何とかしなくちゃいけないと思います。


面白いと思ったらまずやってみて心の種火を消さないようにする。


ハマったら薪をくべるように機会を増やす。


ノムさんの場合、そうやって火が情熱となって大きくなった時に、温まりたいと英国展がやってきました。


火はどんどん大きくなって、ついにはノムさんをウェールズまで連れて行きました。


新宅さん(Three Tiers)によると、スリランカも面白いから一度は行っておいた方がいいそうです。


しんどいけど、英国展をまだまだ頑張れそうです。



書いている人


ノムさん


広島県廿日市市で「英国菓子と紅茶のある暮らしOHISAMA」で英国生まれの古いお菓子を手づくりしたり、英国製の紅茶を楽しんでもらうお店をしています。


◆SUNDAY MARKET(オンラインストア)

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